メイの病気について

今回はとても辛いエントリです。
ずっと先延ばしにして、現実に直面したくない思いでいっぱいだったのです。
でも、最後まで頑張ったメイの為にも、書きます。
7月の10日頃だったでしょうか、左肢関節の膝が元々弱いと言われていたのですが、「キャンキャン」鳴く事は今までありませんでした。
慌てて病院へ連れて行き、レントゲンと採血もしたのですが、特に異常は見られなかったのですが、レントゲンで発見出来ない場合もある（特に頚椎とか、脳幹部分とか）ので、とりあえず椎間板ヘルニアの消炎剤を処方してもらい帰りました。
食欲もあり、元気は元気なのですが、夜中突然「キャン」と叫んだり、ずっと家中を徘徊して回るような行動が見られ、消炎剤も全然効かなかったのです。
翌日、又病院に連絡すると、「椎間板ヘルニア」の場合処方した消炎剤が効く筈だと言われ、今度は「ステロイド」を処方してもらいました。
すると、それから5日間程劇的に回復し、私も安心したところでした。

ところが、5日目の朝の散歩の帰りにいきなり「てんかん」発作を起こしたのです。
舌と歯茎が変色してなかったので、心臓では無いと思いましたが、泡をふいて意識不明となりました。
幸か不幸か、ほぼ家の前での出来事だったので、そのまま病院へ直行しました。
でも、病院で2度目の発作が起き、手足の遊泳運動が止まりませんでした。
これ以上発作が起きると、神経細胞が破壊されてしまうと言う事でしたので、その日は皮下と静脈の点滴で、
しばらく病院で様子を見ることになりました。
私は一旦帰宅しましたが、しつこいくらい電話して様子を聞きました。
午後過ぎに再度病院へ行き、先生と話をすると、安定剤と麻酔が短時間しか効かず、これ以上量を増やすと危険だとのことでした。
発作はもう起きていませんでしたので、このまま再発しないなら自宅へ連れ帰ってもよいのではと・・・
朝までもたないかも知れないと言われました。
最後は側に就いていてあげたいとの思いで、再度夜迎えに行きました。

その夜は何と表現してよいのでしょうか・・・
メイも私も一晩中起きていました。
メイは目が覚めると、すごい悲鳴をあげて、立ち上がれずに這いずり回っていました。
先生から夜9時頃電話がありましたが、電話口から聴こえる叫び声に先生も身を切られるような思いのようでした。
でも、「私があきらめては駄目だ！」という思いでいっぱいでした。
メイが叫びながら這いずり回るので、胴体を支えて「一体何処へ行くんだろう」と思っていると、何とペットシーツへ向かい、おしっこをしました。
舌が乾いていたので、氷をやるとなめるので、今度は水を与えるとすごい勢いで飲み出したのです。
ご飯を食べてないので、やぎミルクを薄めてやると、これも飲み干してしまいました。
今思うと、水を飲み、排尿をして、その繰り返しで「肺水腫」にならずに済んだのでしょう。
多少よろよろしてましたが、足どりもしっかりして来て、朝方には眠り始め、二人で1日寝ていました。
翌日は、ほぼ普段どおりに戻り、先生も「歩いている！！！？」と驚いていました。

その後7月21日までは、発作も起こらず元気でした。
でもその日の早朝発作を起こし、病院へ行く前に2度目の発作もありました。
私は、7月15日からずっと日記を付けてました。
メイがいつものメイでなく、脳の影響で変わっていく姿は、本当に辛いものでした。
最後は水も飲めず、肺水腫を起こしてしまいました。
明らかに「てんかん」の症状でしたが、脳腫瘍があったのか、先天的に脳幹に異常があったのか、何が原因なのか、未だハッキリしません。
MRIを撮る事で、ストレスとなり、又発作が起きてしまうことが怖くて出来ませんでした。
でもメイは最後まで本当に頑張ったと思います。
だけど、獣医学はもう少し進歩して欲しいと心から思いました。
病院へ連れて行った時はもう遅いです。
救急で往診して、その場の状況を見て診察して欲しい。
そういう時代が来て欲しいと心から思います。